双日は、子会社の双日プラネットを通じてプラマテルズに対してTOBを実施し、完全子会社化することを発表した。買付期間は2020年11月27日から2021年1月14日までの30営業日で、買付価格は1株につき770円である。買付予定数は約456万株で、買付代金は約35億1700万円である。買い付けが予定通りに行われれば、現在46.56%の持株比率が100%となり、プラマテルズの上場は廃止される。買付代理人は三菱UFJモルガン・スタンレー証券とauカブコム証券である。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:双日によるプラマテルズの完全子会社化は、双日の事業拡大戦略に合致しており、今後の双日の成長に寄与するものと考えられる。一方で、プラマテルズの上場廃止により、株主にとっては不利益が生じる可能性があるため、買付価格や買付期間などについては注視が必要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。